■ エヲカク ■

2020年07月28日

『柳生大作戦』アリラン太郎、ミツナリズム

『柳生大作戦』荒山徹 著(講談社)。石田三成という名を聞いたことがある人ならアゴが外れるレベルの世界が展開している独特な小説。

自分なりにいろいろな小説を読んできたつもりではいたけど、こんな自由な小説が許されるのかと目を開かされた創作の世界だった。人の脳内に無限の宇宙が広がっていることを確認し、畏怖の念さえ覚えた。洒脱という言葉は適当だろうか。……もっと緻密な何かだろう。

この作品に限らず、僕の絵を初めて(及ばずながら)使ってもらうことになった『柳生大戦争』がまさに大問題の小説で、ほんと度肝を抜かれた創作の世界。これがとにかくまったく新しい読書体験であり、今でもあのときの衝撃と混乱と動揺は忘れられない。

「伝奇小説」というジャンルの、特筆すべき作家です。かなりDOPE。腕がすごい。

……それにしても『ミツナリズム』ってなんだ?


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・・・

絵を評して「魅力的」と言ってもらえるのは、もしかしたら、なにより嬉しい。すごさ、とか、価値の高さ、とかを追究しているわけではないので「魅力的」がとにかく嬉しい。

「おもしろい」とかもかなり嬉しい。

こないだ、しばらくご無沙汰しているデザイナーの人からメッセージが届いて、スマホに貼っていた僕のステッカーが酒場で好評だったのだが古くなって擦り切れてしまったので、またタイミングを見て事務所に遊びに来いと。つまりステッカーの「おかわり」ってことで、これも相当嬉しかった。

酩酊状態で反応をおこす絵というのは、意図と合ってる。

・・・

そして今夜も10代20代の頃からの友人たちの仕事を手伝わせてもらったりしながら、不慣れなことも含め、あれこれ試行錯誤する40代後半のコロナ禍。コロナ陽性者は増え続けており何もかも大変で、いつも最悪を想定しながら動かざるを得ない状況だが、そんななか(だからこそ)環境のなかにあるあらゆるものを駆使しアクティブに動く元気に満ちた友人の存在が、めちゃめちゃ心強い。

妻の仕事が新たな方角を向き始めている様子も楽しい。今は廣岡かもしれないが、そのうち2000本打つだろう逸材。最高。

・・・

多くの仕事の在り様に変化が起きる。起きざるを得ないこの状況。なにをどうすべきか、否応なく考える日々。

考え出すと難しいことも山盛りだが、とにかくサバイブしている実感がリアルで、毎日がありがたい。

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2020年07月08日

神とは?

「イエスキリストも生まれたときにはまさか神になるとか思ってなかっただろうね〜」と高2娘(世界史選択)。

「たしかにな〜。ブッダとかもそうだよね。神っていうか仏だけど」

「てことは、キリストとかブッダの子孫て、もしかしてまだいるの?」と娘。

「理屈を言えば、一族根絶やしにされてなければ、遺伝子を継ぐ人がいる可能性はあるんじゃないの?」

「やば」

「てか日本」

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※外出が減ってかれこれ長く、気が向く夜に娘と散歩。3キロコースと5キロコースが出来た。
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2020年05月13日

「あ、負けました」宮田利男八段/三軒茶屋将棋倶楽部

四段昇段(つまりプロ入り)後の棋戦初参加でタイトル挑戦(棋王戦)、という将棋界初の記録を打ち立てたゴールデンルーキーの本田奎五段、そしてその前年に四段昇段して高勝率をキープしている斎藤明日斗四段の師匠である宮田利男八段という棋士がいるのだが、一昨日はその宮田八段の妙手に唸らされた。

うちの息子は小4か小5の頃からその宮田八段の主催する三軒茶屋の将棋倶楽部に通っている。要らない見栄だが、藤井総太フィーバーのちょっと前に通い始めた(きっかけは前年、棋界を混乱のドツボに陥れた事件で再び将棋を見はじめたこと)。ソロバンやめるというので代わりに将棋となっただけ。

そんななので息子の将棋は弱いし、才能云々以前の実力で、倶楽部の「最弱者」のタイトルを取ったこともある程なのだが(笑)それでも、何をやっても長続きしなかった息子が、宮田先生の将棋だけは喜んで、飽きもせずに通い続けて今年は中2だ。なにしろ素敵な先生で、子供あしらいも最高にうまい。

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……ところで突然のコロナ禍である。宮田先生がコロナリスクの高い御高齢(と言ったら怒られそうだがw)ということもあり、3月中旬から将棋倶楽部通いは遠慮して様子見を決めた。その後もコロナ禍は収束の気配どころかますます混乱の度を強め、結局4月も一度も通えず仕舞い。5月になったが状況は収まらず、良くならず、月々5000円の月謝を納める機会も得られず…、きっとそのような子は少なくないだろうから大丈夫かなあと、冷蔵庫にマグネットで貼った月謝袋が目に入る度に気になっていた。あそこが無くなったら困るからね!

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そんな一昨日だったか一昨昨日、所要ができて三軒茶屋に出向くことになった。こんな折なので電車には乗らず、9駅の距離を自転車で出かけた。都内の9駅なんて近いものです。その際、もし万が一、宮田先生の将棋倶楽部が空いていたら未払い分の月謝を納めて来ようと、2ヵ月分を収めた月謝袋を荷物に忍ばせた。

週末の三軒茶屋はなかなかの人出で、天気も良いしこんなものなのかなぁと思ったが、果たして将棋倶楽部の看板は立っていなかった。でもまあビルの玄関は開いているみたいだし(同じ階の隣のテナントが歯医者さん)念のためと思って階段を上がってみると、なんと倶楽部のドアは開いていて、なかに人の気配がある! 恐る々々隙間から覗くと、YES! 宮田先生の後ろ姿がそこにあり、ド渋の婆ちゃん(失敬、マダム)と一局指している最中ではないか! 「た、対局中に、すみませ〜ん」と声を掛けさせていただき、いそいそと月謝袋を取り出す。

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「え? なにこれ、だって今、来てないじゃない」と宮田先生。

「いや、そりゃ来れないっすよ! ただ先月、今月分お支払できてなかったんで、すみません」と、歩の突き合いw 

その様子を見ているマダムにも「お邪魔して、さーせん!」

こちらが攻めを止めないと見るや、先生、月謝袋を受け取り、いつものカウンターのところでゴソゴソ……。月謝袋にサラサラと受領の記載を入れて、例の「利男」印をポンと突いて戻してくれた。長居は無用、とはいえ二言三言、今後のNHK杯のスケジュールなど世間話。

そういえば今年はその本田五段も斎藤四段もNHK杯に初出場する予定で、そして初出場と言えば即ち師匠が解説に立つと相場が決まっている訳で、つまり宮田八段にとって嬉しい舞台となる筈。あの「日曜のひととき〜」にどんな楽しいトークが飛び出すのか、俺も息子も(というか多分、妻が一番?)楽しみにしている。

……でもこのコロナ禍で、多分先々の対局予定が、おそらく立っていないようだ。

コロナが収束し、元どおりに対局が行なわれる日が早く訪れるのを祈念しつつ、月謝袋を返された俺は本来の用事へと先を急いだ。で、帰宅。

……帰宅してまた冷蔵庫の定位置に月謝袋をマグネットで留めようと取り出すと、中には半分、つまりひと月分の5000円札がお釣りのように入っている。

あれ? 二ヵ月分だったのに、先生うっかりしてたのかな? やだな〜w と思って月謝袋の表を見ると、そこには未払いだった「4月分」でも「5月分」でもなく、未だ来ぬ「6月分」と書かれているではないか。……気付きもしなかった。完全にこちらの見落としである。

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知らないうちに詰まされるって、きっとこんな感じなのか! と、月謝袋に向かって一礼。「あ、負けました」と思わず声に出し、その月謝袋に片手をつく。どうかコロナの猛攻を鮮やかに受け切って、またあの賑やかなKIDSで溢れる将棋倶楽部の日々、再開してください。そして、NHK杯の本田五段戦、もしくは斎藤四段戦、解説をテレビで観るの、秋田の酒を用意して楽しみにしてます。あと伊藤匠三段という藤井世代のスーパールーキー、一期でも早く四段昇格しますように。キャラ立ちの良い一門のご活躍心より楽しみにしておりますw

たかだか月謝レベルの、日常の小さなことでも勉強させられるなぁ。

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(おしまい)
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2020年05月11日

4月27日(メモ

近所の絶品たこ焼き屋さんのテイクアウト待ち。
イートインを止めてて、ビールのサーバーも動かしてないっていうからハイボールもらって、焼けるのを待つあいだ、店の中と外で距離を取って、店主とプロ野球談議。

……ところで今朝方、仕事はかどらず、酒飲んだ勢いで連ツイしていたみたいで、午後目覚めたらそれが出てきて驚いた。酒に酔った挙句、自分にも酔ってるようで厨ニ病まるだしのじじいの雄叫びだし、ところどころ暴言だが…… ここに置いておくと1年後にはまた表示してくれるようなので、まとめてメモ代わりに貼っておく。1年後に読み返してどう思うか、個人的な興味もある。
 
 
 
>>
ひとつ書いておきたい。

第一次安倍内閣があっという間に終り、その後政権交代があり、東日本大震災に起因する福島第一原子力発電所(東京電力)の原発事故があった。そのことに加え民主党の野田内閣というお粗末な内閣があり、自公の連立が与党に返り咲いた。以来、現政権が続いている。

「アベノミクス」を華々しく謳い、「三本の矢」などといって金融政策/経済政策をおこなった。政府に加え、日銀、経団連などが一体となり、株価の引き上げこそが経済復興であるかの如く、この国を導いた。

「景気は緩やかに回復している」と嘯き続けるばかりか、「戦後最長の好景気」と景気企業判断を崩さず、日銀の黒田総裁、例を見ない規模での金融緩和を続けた。しかし、「トリクルダウン」などというマジックワードがまやかしでしかなかったことは、国民の実生活を見れば明らかだ。

非正規雇用者は増加し、実質賃金は低下し続け、国民ひとりあたりのGDPもまた下落の一途を辿っている。要するに低下する国力を見せかけの数字で補ってきたということだ。この間、様々な失政、政治家の(疑獄事件に値する)事件が連発し、70年代以来日本ではあまり見ることの無かった抗議デモが頻発した。

ひとつひとつの具体的な事例はここでは挙げないが、このような国の在り方が続くなかで、文化は加速度的に安普請に陥ってゆき、右傾化する国民の流れを止めることも叶わなかった。国が疲弊すれば右傾化が起こる。つまり、国は疲弊し続けている。

個人的なことを言えば俺は出版関係の仕事を稼業としながら絵を描いて生きている。いずれにせよ文化、芸術に関わる仕事を指向し続けてきた。その立場から見てきた安倍政権の日本は、最悪としか言いようがないものだった。文化の領域も荒れ、出版業界でいえば「嫌韓本」「嫌中本」「日本礼賛本」など……そのような書籍が例えば羽田や成田といった、国外からの人々の入口となる空港の書店にも並べられているのを目にして、なんて馬鹿なことをするのかと唖然とさせられたこともあった。芸術家たちはナイーブで、多くが個人的な問題にフォーカスを当てて、毒にも薬にもならない創作をしてきた。「政治を音楽に持ち込むな」などという、自らの歴史を完全に無視した戯言まで、当たり前のように飛び出すまでに至った。本質が目に見える速度で崩れ落ちていく様をただ茫然と眺めるなかで、改めて分かったことは知性の劣化だ。

「アベノミクス」という経済/金融政策がなされるなかで、株や財テクを日々の糧にする近しい友人と、この問題について議論したことがあった。「いや、ただのバカじゃあそこまで上り詰められないし、続かないよ。なにか深い考えがあるんじゃないか?」 金融の世界は信じられないくらい潤っていた。目ざとい人々の多くが、そのおこぼれに預かっていた。「トリクルダウン」の正体が分かった気がした。「今は政府が金をぶっこんでいるから株価が上がる、投資すれば得をする、金が生まれる、高い税金を払ってるんだから、ここに乗じて取り戻さない方がバカだろ?」 ……自分だけが小さな何かを手にして、あとは逃げ延びる。そんな発想に思えた。もちろん、この世はサバイバルだ。誰もに等しい何かが保証されている訳もない。自分の身は、自ら守らなければならない。では、尺度をひとつ上げて家族、友人、もうひとつ上げて社会、そうなるとどうだろう? 社会を保善することこそが、自らのサバイバルに大きく寄与するのではないか。

「誰もに等しい何かが保証されている訳もない」と書いたが、「誰もに等しい何かが保証される」べきことがある。それがいわゆる「人権」と呼ばれるものだ。つまり社会的な存在としての「個」の存在、その権利、健康、自由、財産……「自然権」とも呼ばれる、人間としての、ベーシックな権利だ。

その概念に対抗するのは「特権」と呼ばれるものだ。その「特権」という概念を理解しなければ、「人権」に関する議論はできない。なぜなら「特権」も、おなじく人の行使しているものだからだ。特権に寄り添うことで、一体なにが生まれるのだろう?

プラトンという人がいて『国家』を書いたのは、古代ギリシャの時代ですよ。紀元前、つまり2000年以上も前の話です。…つまり俺たちは2000年以上も同じ問題に頭を抱えているということ。これが「人間」の現実なのかもしれない。だからと言って、この状態が「是」とされるべきじゃない、なぜなら俺たち個々が、それぞれの「個」として生きている訳だから。そして場合によっては、なにがあっても守りたい他者の存在だってあるでしょう。家族とか友人とか(対象は人ではないかもしれない)。自分が一体なんのために生きているのか。改めて考えるべき機会が今訪れているのではないかと思う。

もうバカはやめませんか?
進化しよう、そして守ろう。

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2020年05月08日

コロナワッペン2020

すす数週間前にふと思い付いて発注した作品が仕上がったという報せを昨日、写真と共に受け取って、小躍りしながら缶ビール片手にピックアップしてきた。

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フェルトと刺繍のブローチ/ワッペンを作っているヤバいアーティストのRHYTHMさんという人が近所にいることを知ったのは割と最近のことの筈だが、その頃にはまだコロナの影は見えておらず、今となってはもう遠い過去のような気さえする。

とにかくその時に、思い出深いSANTA CRUZのスクリーミング・ハンドを模したデザインのワッペンを目にして思わず購入した。

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→ RHYTHM インスタグラム

作品をいろいろ拝見していたので期待はしていたけど、そのはるか上をいく仕上がり。ベースはピンクのレザーで、グリーンのフェルトに色とりどりの糸とビーズでモチーフが現されている。サイズは左右10cmほど。掌に納まるくらいだが、存在感がある。どこからどこまで手作業の作品。こういうのが欲しかった。

死角から突如やってきて、あっという間に僕たちの世界の景色を一変させてしまった新型コロナウイルスの2020年のことは、命がある限り忘れることはないだろう。モニュメンタルな何かが必要であると思い恐る々々アイデアを伝えたところ、気持ちよく引き受けてもらえて、ほっとした。

世界中で多くの人々が亡くなっている。実生活は言うに及ばず、情報空間の様相も一変した。

得体の知れない死のウイルスとその影響が人々に及ぼす不安と恐怖。その社会的、政治的な対応を巡って二分、三分される人々の社会心理がそこかしこで吹き上がり、それこそまさにウイルスの爆発的増殖のようだ。

昨夜も落ち着かず、いつものようにスマホの画面の情報を漁る(もうすっかり習慣化してしまった)。人々がそれぞれの感情を吐き出し、意見をぶつけ合い、ああでもないこうでもないと言っている。不信感や猜疑心、生活不安に蝕まれている社会の様子が、まるで濁流のようになってあの小さな画面を流れていくが、それが今この目の前の現実だ。

情報に囚われるなという人もいるけど、何も知らなければ守れないものもある。またここで何が起きているのかを事実として自分の目で確かめてもおきたい。幸いにして気楽な性質なので、今のところは情報にも殺されずにおり、また、おなじく幸いにしてウイルスにも殺されずにいる。

ただ、もしかしたらもう生きて顔を見ることは叶わないかも知れないなと思い浮かべる人々もいる。目の前のことだけに、できるだけ集中している。個人としてやってしまいたいことがいくつかある。

このコロナワッペン(と俺は呼んでいる)の写真のUPされたRHYTHMのインスタに添えられていた言葉が素敵だったので、メモ代わりにコピペしておきたい:

>>
コロナウィルスをブローチに
これを見てどのように思うかは
人それぞれです

与えられたこの時を前向きに
そして助けあって過ごせたら
素敵だと思います

健康であることを感謝して
体を大切に
<<


……同感です。

ものを作る人、手を動かす人の存在がありがたい。


識者、学者、人々、誰もがそれぞれのポジションをフィルターにした情報発信をしている。

こうなると信じられるのは、なにか信頼に足るものを作っている人の、感覚的な言葉だけ。

いかなる存在か、という前提は極めて重要だと改めて思う。

情報も汚染されてしまった。
昔の昔の大昔からそうか……



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2020年04月19日

コロナと日本人

いろんな国の人達を相手に仕事してきた経験から言うと、なにかが決着するまでにとにかく時間がかかる、プロセスの面倒くさい国というのが2つあって、それがインドと日本。だから、今回の休業補償や補償全般、またCOVID-19の検査の基準などが日本で全く決まらずウダウダウダウダしてきたことに対し、特に新しい驚きはない。

ただ、インドの宣言4時間後の13億人ロックダウンは、これはこれで驚かない。インド人は結論ありきで動くから、だからその結論を得るためならどれだけ時間を費やしてもいいという姿勢で来るわけで、結論まで一直線に到達できるなら話はめちゃくちゃ速い。

日本での物事に時間がとにかくかかるのは、自分の責任/判断でモノを決める習慣が全くないから。とにかく何でも指差し確認、承認、凛義、許諾、手続き、etc.etc…だから逆に「決定権」を持つ人のパワー(権力)が過剰に増幅されてしまうんだろう。でもそれは、権力の顔色を伺うことに馴れてしまった個々が、小さな決定さえ回避しようとするから。

裏を返せば、小さなエラーひとつによって負わされるペナルティつまり罰が不相応に大きいから、ともいえる。エラーの結果なにかを失うと、その失ったものを回復するのがとても難しい/面倒くさい。転職や留年などによって、時に大きな不利益が生じる「セカンドチャンス」の難しさも、その表れのひとつ。

個々で判断することがリスクと見做される社会だからこそ、個々の判断をした人に責任を押し付けることになるし、それが結局あの「自己責任」論へと結びついているのではないかと考えつつ、角瓶。

……
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2020年04月01日

新型コロナウイルス COVID-19

これを機に、日本も9月に新学期がはじまることにすればいい。いずれこの状況が収束すれば、留学して広く学びたい若者達には大きなメリットとなるだろう。

それまでは彼等に健やかでいてもらわなければならない(もちろん自分達も)。

ところで今日は、コロナ感染したフリーランスの誰かがやっていた仕事が俺のところに回ってきた。仕事はありがたいが、なんとも言えない気分だ。

高1娘(今日から高2なのかな?)の担任の、ニューヨークの友人がコロナで亡くなったという悲しい報せが、注意喚起のメッセージとともに、娘の学校用タブレットに届いた。

秋に予定されていた娘の短期留学のプログラムは当然のことのように流れて消えた。
 
 
※写真は今年の誕生日プレゼント♡

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2020年03月11日

2020/03/11

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2020年03月08日

【空席の国会演説】バーニー・サンダース/1991年(湾岸戦争勃発の翌日の米国議会)

2分10秒過ぎたあたりで、思わず息を飲む。あまりの光景に、そこからしばらく呆然としてしまい、慌てて遡って聞き直す。これを「知性」と呼ばずして何をそう呼ぶのか? (計4分20秒の短い映像)



----以下、無断ですが、日本語字幕を書き写しました。
問題あれば消します。その後の世界情勢については、ご存じのとおりです。

>>
【空席の国会演説】
バーニー・サンダース 1991年
(湾岸戦争勃発の翌日の米国議会)

私たちは間違いを犯してはいけない。
今日は、悲劇の日だ。
人類にとって、
イラクと米国の人々にとって、
そして国際機関である国連にとって、
さらに地球と子どもたちの未来にとって
悲劇の日だ。

途上国では今日1日で
3万世帯が餓死しているというのに、
米国はこの戦争に数十億ドルを投じる。

米国内の25%の貧困層に
最低限の生活保障を与えたくても
そのための財源が足りないというときに。

米国は「ほぼ全世界」と結束し、
サダム・フセインという悪意の独裁者による
非合法的かつ暴力的な
クウェート侵攻に立ち向かうために
われわれの大統領が決断したのは
中東の和平と米国の目標という名目の
このとてつもない規模の戦争、
初日の空爆がもたらす死と崩壊の規模としては
おそらく前例がない戦争だ。

この判断には、到底賛成できない。

今始まろうとしているこの悲劇に対して、
私は3つの懸念を持つ。

まず、今米国が連合している中東各国の政権について。

シリアはテロリスト的独裁国家、
サウジアラビアとクウェートは封建的独裁国家、
そしてエジプトは、この戦争への参加と引き換えに
70億ドルの借金返済が免除された。

昨夜「解き放たれたもの」は、
長期的な視点から見て、
いつか中東において米国に大きな損害を
もたらすと確信している。

明らかに、米国と連合国はこの戦争に勝つだろう。
しかし、これによって引き起こされる死と崩壊は、
途上国の人びと、とりわけ中東の人びとから
忘れられる日はすぐには来ないだろう。

私がとくに恐れるのは、
戦争および米国軍の甚大な武力行使が
この複雑で悲惨な中東危機の解決策として
選択されてしまったことだ。

いつか私たちは、この決断を後悔する日が来る。

この地域にこれから何年にも渡って
あらゆる紛争を引き起こすきっかけが、今
作られようとしている。

2つ目に、米国政府と連合国が
この戦争に勝つことは疑いの余地が無いが、
しかし、米国の人びと、
とりわけ労働者、貧困層、高齢者たちが
この戦争に勝つ事はない。

歩道や橋の下で眠る
この国の200万人のホームレスたちが
この戦争に勝つ事はない。

なぜなら、彼らに家を与えるための
財源が無くなるのだから。

医療費が負担できない何千万人というアメリカ人が
この戦争に勝つ事もない。

彼らに必要なものを与える財源が無くなるのだから。

土地を奪われているバーモント州の小規模農家たちが
この戦争に勝つ事もない。

社会福祉と医療補助金に頼る子どもたちと
高齢者たちも同じだ。

(そして3つ目として)
戦争が始まってしまった今、直ちに行うべきことは、
米国ができるあらゆる手段を使って
不必要な流血を阻止し、
この国の兵士たちを生きて健康な状態で
母国に戻す事だ。

議員諸君に呼びかけたい。

大統領に、直ちに空爆を停止する事を求めよう。
そして、国連総長は直ちにイラクへ行き
クウェートからの撤退を求める
話し合いの開始を要求しよう。

私たちのできる事すべてを行ない
不必要な流血を回避しよう。

以上。





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2020年02月15日

味わい

エレクトロのコンポーザーの高橋コウタ君が久し振りにFBの投稿をUPしているのを発見! で、めちゃんこ久し振りに接触。ここ10年ほど(もっと?)まっっっったく会えてないけど、かつては頻度高すぎるほど一緒に過ごしていた遊び仲間。出会ったころ(懐かしの90年代w)のコウタ君はNAMCOでゲームミュージックを作っており、『リッジレーサー』シリーズ、『鉄拳5』、『エースコンバット』など、ゲームをそんなにやらない俺でも知ってる大きなタイトルのサウンドを手掛けていた。最もよく会っていたのは多分ちょうど『リッジレーサーV』がリリースされた頃で、マイク・ヴァン・ダイクと一緒に仕事してんのかよ、とか刺激的だった。

その後、俺が最初の職場を解雇(笑)された前日だか翌日だかに、音楽部門をアウトソーシング一択にしてコストカットを計ったNAMCOからコウタ君も部署ごと(?)切られ、互いに同時に無職になった身を笑い合った。それぞれ28くらいの時だった。懐かしい。そしてこれまた同じころに子供を持つ身になったりして……。苦労もあったが、こういう人がいたから、まあ平気なのかな? とか思いながらやり過ごしてきたのかも知れない。

その後のコウタ君の活躍も目覚ましく、藤原ヒロシのマニピュレーター/サウンドエンジニアなどをやったりしながら、大きな話題とともにオープンした表参道ヒルズのフロアミュージックも確かコウタ君の作曲だったと記憶している。音楽がどんどんお洒落になっていった頃?

楽しかった記憶は薄れないものだな。

ていうかていうかていうか今作ってる音楽を聴きたい。コウタ君も老眼に苦しんだりしているのだろうか(笑)

今にして思えば、解雇された経験というのはその後の人生に大いに役立つ。





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2020年01月31日

絵を読む

我が家のトイレは毎年妻が古巣の職場から譲り受けてくるDNPのアートカレンダーシリーズで、今年、2020年のは「トロント」のアートが月替わりで楽しめる。アートも良いんだけど、余白がたっぷりあって、落書きできて楽しいんですよ。トイレに4色ボールペン。

……で、俺もそろそろ「絵描きの端くれ」くらい自認してもいいかなと思えるようになってきたので、よし、ここはひとつ普段ろくになにも教えてやれない子供達に絵の見方をさりげなく教えてやろう、なんて思いついてこの冬山の絵を観て思っていたことを横にメモしたわけです。


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> Q.疑問:「ひなた」の側に雪が残っていて、「日影」の側に雪が無いのは不自然ではないか?

――そして待つこと1週間ほど。待望のレスポンスが画面上部に! これは中1息子の字だな。まあ冷めた高1娘がこんな遊びに付き合ってくれるわけもなく。……なんて書いてきたのかな〜? わくわく。

> A:風の無い日に雪が降って、それを次の日正午に見たら、ひなたにしか雪がなかった。
※謎の図解付き。

「????」

どういうことだ? 意味がさっぱり分からない。風が吹かないと日影には雪が降らないの? しかし考えて反応を示してくれたんだから、ここはこちらも食い下がらなければならない。

ということで、1月も終わろうという今夜、2月のページに移ってしまう前に意を決して息子に訊いたわけです。

「あれ、どういう意味?」

俺をトイレに連れて行って、図解を指差して一生懸命説明を試みる息子。

「だから、風がないから屋根のしたには雪が降らなくて、それで翌日になったら屋根のない場所、つまり日の当たる場所にしか雪が積もらないじゃん」と、息子。

「???」

やはり、やはりサッパリ意味が分からない。もしかして山頂にかかる雲を屋根に見立てているのか? 屋根だと思っているのか? こいつ、絵を観るセンスが独特すぎないか?

「もしかして、あの山のてっぺんの白いの、屋根だと思ってる?」

「え?」

「だってこの絵、見てみてよ。なんで日影の山肌には雪が残ってないのに、ひなたの側にだけ雪が積もってるの? 変じゃない?」

「え?? 絵の話だったの?」と、息子。

どうやら俺の意図は完璧に空振りだった模様。最近の子供達の読解力の低下が問題になってるって記事をどこかで読んだけど、読解力の問題で片付けて良いのだろうか……

ちなみに、Lauren S. Harrisという20世紀初頭にカナダ絵画のスタイルを開拓したセブン・グループという画壇の一人ということらしく、この絵のタイトルは「Mt. Lafroy(ラフロイ山)」1930年の作品。 

顔がなんだかちょっとイケスカナイ。

あとうちは男性(俺と息子)は字が汚くて、女性(妻と娘)は字がきれいで読みやすいです。みんな字が汚いわけじゃないです。

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2020年01月12日

#0112新宿プロテストレイヴ

ちょっと会いたかった音楽家の人がデモにいる(ベルクで休憩してる)というツイートを見て、今日のデモのこと思い出し、新宿へ

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からのアルタ前。サンデーアフタヌーンのパーティーとして秀逸だと思う。フリーだし(笑) オープンエアでビール。


ぶっちゃけデモとか好きかと問えば、天邪鬼な自分は特にあの“コール”とか大嫌いなのだが、それよりも政治の現状が耐えられないので、今日は新宿で数に加わる。

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ダンスは楽しい。

#新宿占拠0112
#OccupyShinjuku0112
#0112新宿プロテストレイヴ

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2020年01月02日

2020笑

こんな幸せになる動画ない。
今年も笑っていきましょう。

【文豪編】歴史上の人物を笑顔にしてみました/文豪ストレイドッグス


年末跨いだ手持ちの仕事すべて完了。乾杯。自分のことやる気力が残ってない。どうやって自分の、個人的な仕事をしてゆくのかが今年も大きな課題だなぁ。

いくつか控えめな(現実的な)目標を立ててみる。





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2019年12月28日

ヅカオタ忘年会

写真は昨夜、我が家の高齢、じゃないや恒例のヅカオタ妻の主催のヅカオタ忘年会。今年は朝までの人がいなくて物足りなかった(笑) ヅカにはアンチだが、オタ観察は楽しい。

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70sに生まれ、80s、90sを七転八倒しながら送り、もう00年代か! と、やはり七転八倒の10年が続き、そして今、2010sという10年紀も終わろうとしているってことに今更のように気がついたが、この10年紀については驚くほど印象が薄い。2011年の原発事故と、その後の(予期できた)社会の在り方に翻弄され過ぎたかも知れない。
※個人的に、事件のものすごく多い10sではあった筈だが……

振り返ってみると忘れもしないのは2001年10月のフランクフルト。あそこであの時に絵を描き始めたのは、個人的にモニュメンタルな出来事だった。それももうすぐ20年間か〜。ままならん。

「やったこと」と「やらなかったこと」しか遺らず、頭のなかでただ「考えたこと」や「やろうと思ったこと」なんてほんと、こうなってしまうとどこへ消えていってしまったのか分からない。

今夜は横浜方面!! 今年も生き延びる。

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(今年のハイライトは3月のニューヨークの個展と、そこからのジェフ・ヴァンダミア『DEAD ASTRONAUTS』の装画採用!! みんなありがとー!



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2019年12月24日

年末らしさ

年内から年明けまでの仕事が収まる気配が全くなくて、やや焦り気味。先々週から先週半ばにかけて珍しく体調を崩し、復活後はまた毎晩どこかで酒席の流れ。年末らしい盛り上がりも楽しく、気分は最高なのだが。

仕事を一本片付けて、やっと一息の午前2時半。ロシア人は二日酔い対策にピクルスの汁を飲むと聞いた気がするので、いいちこをピクルスの汁で割って舐めてる。次の仕事を目の前に広げつつ。

子供らのクリスマスプレゼントは、どうにかこうにか整えた。はやく人間になりたい。

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2019年12月18日

風邪

朝の支度する家族の物音で目覚めてしまったが、頭と身体が(たぶん)くたびれすぎていて、二度寝ができない。ので、ずーっと懐かしい音楽聴いてる。マンガも頭に入ってこない。まあ、久し振りの風邪なのだが。

……というのが一昨日の状態だったが、少し回復してマンガが読めるようになった。初めはストーリーものは無理だが『ドクタースランプ』ならなんとか読める、という感じだったが『Monster』を10年ぶりくらいに読み返せるまでに復活した。やっぱりスゴイな! 『ドクタースランプ』も『Monster』も! #classic


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で、そんな折、10代、20代の頃に毎号のように楽しみに買って読んでいた某誌の元編集長殿による赤字の入った原稿が戻されてきて、これはちょっと胸アツである(笑) 仕事しないで寝ていたいけど、これはしてしまう。

もっと絵を描くつもりでフリーランス化したのに、気付けばテキストばかりになってきてる。これはやばい。

テキストが嫌だという訳ではないが、絵を描くのにはまったくと言っていいほどストレスを感じないのに対し、テキストを書く際(翻訳含む)には、それが大したテキストじゃなくてもストレスで自分を追いつめてしまう。しかし、絵はほとんど金にならないが、テキスト(翻訳含む)は多少の金になる。そんなこんなで時間が奪われる。
 
どうすればもっと描けるのかな〜。
来世に期待かな。

 
 
 
……ところで『ドクタースランプ』の2巻の当時、鳥山明はまだ20代半ばで、愛知県のどこか地元の親元の六畳間(推定)をスタジオにして、週一で通ってくるアシスタントを雇って描いていた、っていう活き々々として清々しい当時の記録がコミックス単行本に紛れ込ませてあった。『ドラゴンボール』の連載を終えた後、たしか鳥山明は精神的になにかが起きて、それから長いこと絵を描けなくなってしまったという記事を読んだことがある。好きなことやってても大きくなると大変なんだろうな。内なるモンスターが巨大化して、そいつに内側から食い破られてしまったんかな。鳥山明の場合には、外のモンスターだろうな。
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2019年10月20日

デモってなに?

安倍がダメであることに異論をはさむ余地はなく、その為にアクションが起こるのは必然だと思うし、俺も議事堂前や官邸前に何度となく足を運んだけど、この <コールは「安倍は辞めろ」のみ。> みたいな、なんというかむしろ支配的な呼びかけが、俺の足をそのような場から遠ざけるんだよな… #AbeOut1019

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国会議事堂前とかに出かけてみても、見事にオーガナイズされているわけです。デモも警察も。それで音頭をとる人達がデモを仕切っていて「この先はサイレントエリアでーす!」とか「次はXXXコールいきます!」みたいな形で秩序が保たれ、なにかの一線をなかなか越えない。怖くないだろうなと思う。

この社会の縮図を見ているような気がして、滅入る。ルールや決まり事など可能な限りなくして、なにを訴えても沈黙してもいいから、ただそこでそれぞれ自由に態度を示す、っていうほうが憤りや失望は伝わると思うし、その先で獲得すべき何かに近づくような気がするけど、そうはならない。

<コールは「安倍は辞めろ」のみ。>とか喧伝することで、自己矛盾に陥ってしまっていることに人々は気付かないのかと虚しくなる。せっかくの機会を設けてみても、効果は半減、激減だろうなと思う。かなしいが。求めているのは自由やフェアネスじゃないのか?





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2019年08月20日

『69: Half Open Door』製作中20分バージョン試写会&トーク@美書誌・人魚のの嘆き(横浜)

横浜高砂町の「美書肆・人魚の嘆き」で映画作家/書籍編集者の品川亮さんの製作中のドキュメンタリー映画『69: Half Open Door』の20分バージョン試写会&トーク。DotPlace編集長の吉田知也さんとわたくしが聞き手。

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60年代を通じて理想の世界への扉が開きつつあった、という前提で、その当時を知る作家や思想家、哲学者、写真家などのもとを世界中訪ねて集めているインタビュー集だが、冷戦構造やドラッグ・カルチャー、反戦運動、経済成長、フリーセックス運動などなど多様な切り口で語られる当時の回想のなかには、興味深い言及が随所にあった。映画が未完成なのと、また都内でも20分バージョンの試写会&トークが企画されるかもしれないので、ネタバレはここではナシで。

まだ何人かインタビューの相手を残しているようだが、既に取り上げられているのは例えば以下の人々:

ロン・ターナー(出版社Last Gasp)
スティーヴ・エリクソン(小説家)
バリー・ギフォード(小説家)
ジャック・ケッチャム(小説家)
ダン・サイモン(出版社7 Stories Press)
スティーヴ・シャピロ(写真家)
ブーツ・ヒューストン(ミュージシャン/プロモーター)
宮内勝典(小説家)
アラン・バディウ(哲学者)
ダモ鈴木(ミュージシャン)
スヴェン=エリック・リードマン(思想史)

Summer of Love を経た世代が作った文化のなかで生きてきた自分たち(いわば2nd Summer of Loveの世代)が、時を経てどのような影響を受けてきたのか、そしてそこから更に世代が二回りした現代にいかに響いているのか、もしくは響く可能性があるのか、など。

イベント後はギャラリーでオーナーの中上彩子さんの玄米おにぎり(!)や梅酒、近所で集めた惣菜にビール・ワインで宴会。ポリティカリー・コレクトネス問題でさえ笑い話の酒の肴で良い夜。洪さん撃沈。

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2019年08月07日

“Handle it if you can / Manejala si puedes”

ニューヨークで出会って、その場で意気投合して友人になったホスエの作品。これを見せられて言葉を失って立ち尽くしているうちに、意識が通じ合ってしまった。

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“Handle it if you can / Manejala si puedes” (The Pursuit of Power) 

 

 


スペインそしてアメリカに蹂躙されたプエルトリコの人々の歴史が忘れ去られることはない。歴史とはそういうもの。このアーティストは極めて当然の権利と確固たる理由に基づいて、そのヒストリーを作品に転化させ、人の非道なる行いが忘れ去られることを(故に繰り返されることを)防ごうとしている。

いったいなにを議論すべきだというのか。





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2019年07月24日

「69: A Half-Open Door/1969年を理解することが、なぜ今の私たちに重要なのか?」(トークイベント)

8月17日(土)3PM〜、横浜でトークイベントです。もしくはその名を借りた納涼会?…のお誘いです。

●69年を理解することが、なぜ今の私たちに重要なのか?

 
「1969年に世界でなにが起きていたのか」を再検証するドキュメンタリー映画『69:A HALF-OPEN DOOR(69:扉の向こうの風景)』を制作中の監督、品川亮さんを囲んで、話を伺います。

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理想の世界の扉が開きかけていた、という1969年。その当時を知る作家たちを欧米諸国に訪ね歩いてインタビューを重ねている品川亮さん、そして1930〜70年代という日本の激動の時代に、いかなる対外宣伝が為されていたのかをビジュアルで綴る一冊『BOOKS ON JAPAN 1931-1972 日本の対外宣伝グラフ誌』をプロデュースした編集者の吉田知哉さん。

 
このお二人の話の進行役をさせてもらいます。
映画のトレイラーを見てから、制作秘話や作品のテーマ、メッセージなどを伺いつつ、最後は参加者まじえての、飲みながらのフリートークとなりそうです。納涼しましょう。

 
神保町から横浜へと場所を移し、この7月にオープンしたばかりの「人魚の嘆き」が会場ですが、自家製の梅酒/珈琲焼酎などのウェルカム・ドリンク振る舞われるようです。
※企画展『戦争の教室』開催中
 
詳細は下記リンクより、ぜひご参加ください。参加費=1000円ぽっきりです。

(品川亮 × 吉田知哉 × 田内万里夫)

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69A Half-Open Door』作品紹介:

1960年代末、今では想像もつかないくらい特別なことが起こっていた。

理想と希望があと一歩で実現されそうな状況が到来していただけではなく、たとえ短い期間ではあっても、それらがすでに現実のものとして存在していた瞬間があったのだ。

この作品では、若者としてその時代を生きた人々(ジャック・ケッチャム、バリー・ギフォード、スティーブ・エリクソン、ほか多数)の証言から、その瞬間の風景を幻視する。

それはまた、行き止まりに突き当たっているように感じられるこの現代社会を、より良いものにするために必要な智慧をもたらしてくれるのではないだろうか。

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品川 亮(Ryo Shinagawa

 文筆、編集、映像制作業。著書に『〈帰国子女〉という日本人』(彩流社)、共編著に『ゼロ年代プラスの映画』(河出書房新社)など。『絶望図書館』、『トラウマ文学館』(ちくま文庫)、『絶望書店』(河出書房新社)では英米文学作品の翻訳を担当。編集担当書籍は、『ウォーキング・デッド』シリーズ(現・ヴィレッジブックス)、カート・ヴォネガット『これで駄目なら』、『絶望名人カフカの人生論』、『出ない順 試験に出ない英単語』(すべて飛鳥新社)ほか。映像作品に『H・P・ラヴクラフトのダニッチ・ホラーその他の物語』(東映アニメ)などがある。雑誌『STUDIO VOICE』元編集長。


吉田 知哉(Tomoya Yoshida

 編集者、クリエイティブディレクター。株式会社コンセントで出版事業開発やデザインディレクションをおこなっている。ビー・エヌ・エヌ新社前編集⻑。『ブルーノ・ムナーリの本たち』、『Wabi-Sabi わびさびを読み解く』、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン『遊びある真剣、真剣な遊び、私の人生 解題:美学としてのグリッドシステム』などを手がける。プロジェクトの入賞歴として、東京ADC賞、グッドデザイン賞、米・ニューヨークTDC、独・iF デザインアワード、英・D&AD賞など。「一冊の本を売る本屋」森岡書店銀座店のプロデューサーでもある。


田内 万里夫(Mario Tauchi

 本名もしくはマリオ曼陀羅の名義でアーティストとして活動、国内外で作品発表やパフォーマンスをおこなう。『LOVE POP キース・ヘリング展 アートはみんなのもの』(伊丹市立美術館・2012年)にて、壁画プロジェクト【キースの願った平和の実現を願って】を担当。2019年にはニューヨークのHACO NYCで個展を開催。その他、国内外での展示やパフォーマンス多数。『心を揺さぶる曼陀羅ぬりえ』(猿江商會)など、イギリス、台湾、イタリアでも出版。訳書に『なぜ働くのか』(朝日出版社/TED BOOKS)。版権エージェントとして働きながら、出版系WEBメディア「DotPlace」にて、翻訳出版の世界を描いた『SUB-RIGHTS』を連載中。


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横浜高砂町 美書誌 人魚の嘆き
住所: 横浜市南区高砂町1-3-4
問合せ: 090-9682-9342 (人魚の嘆き)
email: psychoma1111@gmail.com

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posted by マリオ曼陀羅 at 02:13| Comment(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする