こないだの水曜日。考えてみれば芸大に初めて足を踏み入れた。確かに素晴らしい環境。「プロパー/インプロパー」という語が頭の中をグルグル回る。そうでなくては困る気もするが、物凄く誠実な空間だった。インプロパーな自分を再確認できて、それはそれで面白くもあった。
作品について寄稿させてもらったり、仲良くしてもらっている彫刻家の象山隆利さんの博士展。
自分の場合、これは成り行き上なのたが、アカデミックなアートとベクトルを異にする必要に迫られてきた(と、なんとなく思い続けてきた)。ある種のルサンチマンに過ぎないと内心気付いてはいたけど、今回その場に行ってみて、ああこれはこれで良い空気だなと思えたのが発見といえば発見だった。三体の作品が、展示場の最高の一角に広々と展示されており、その作品群もまたベストだった。
からの御徒町あたりで楽しい酒。