■ エヲカク ■

2017年04月12日

『なぜ働くのか』バリー・シュワルツ著/TED Books/朝日出版社【本日出版】

『なぜ働くのか』バリー・シュワルツ著/TED Books/朝日出版社、いよいよ本日出版です。僕にとっては”初めての訳書”となりますが、身の程知らずな冒険に一歩踏み出してしまったような、落ち着かない気持ちでいます。

「つまり本書は、AI時代における僕たち人間のサバイバルそのものを根源的に問う一冊でもある」解説を快く引き受けてくれたNHK出版の編集者/編集長の松島倫明さんの言葉をいきなり借りるけど、この本の役割を見事に言い当ててくれています。

D76B2BA6-BBE0-411C-9B48-6DD822719FBB.jpg

僕たち人間の本質は、社会のあり方に応じて形成されるのだとバリー・シュワルツは言っています。つまり、社会制度をデザインすることによって、僕たちは人間はその本質を作り出している。そうであれば、僕たちが人間を、社会をどのように理解(しようと)するのかが、すなわち未来を作ることに繋がるはずです。

9割に近い人々が自分の仕事に疑問や不満を抱いて日々を過ごしているという調査結果が真実ならば、それは僕たち人間が誤った理解のうえに仕事をデザインしてきたからかもしれない。なぜそうなのか? どうすればその現実を動かして行けるのかという可能性が、この本で語られています。

僕たちの考えひとつで社会のあり方が変えられるのだという考えはチャーミングですが、それは反面、僕たち一人ひとりの意識のあり方、働き方によっては社会も世界も変わることはないのだという厳しい問題提起とも言えます。

詳しくは本書に語られていることを、ぜひ読んでみてください。

人々が新たな気持で働きはじめる春という季節にこの本の出版が重なったことは、タイミングとしてパーフェクトだと思います。そして、働き方、仕事のあり方が良くも悪くも世に問われ、もしかしたら難しい未来が待ち受けているのかもしれないと思わされることも少なくないこの時代にこの本が書かれ、そのアイデアが世に放たれるというのは、僕たちの未来にとって無意味なことではないはずです。

『なぜ働くのか』が5作目となる朝日出版社のTED Booksのシリーズ、『テロリストの息子』『平静の技法』『未来をつくる建築100』『恋愛を数学する』、テーマを変えてどれも新しい洞察を与えてくれる本です。ぜひチェックしてください。
【TED Books/朝日出版社】

シリーズのディレクターでありプロデューサーであり編集者、去年は武田砂鉄さんの『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』でも世の中に大きな波紋をおこした朝日出版社(第五編集部)の綾女欣伸さんは、本書の解説を書いてくださったNHK出版の松島さんと並んで、「同じ時代に生まれて良かった」と心から尊敬する知性の人で、このような形で一緒に仕事をさせていただけたことが本当に幸運で、まさに僕自身「なぜ働くのか」「なぜ働きたいのか」を自らに問い直す、素晴らしい機会になりました(そして、自分にいったい何ができるのか、という大きな課題を与えられもしました)。そして同じく第五編集部の石塚政行さんの力を借りなければ、とてもじゃないけどこのような仕事を無事に終えることはできませんでした。ありがとうございます。



アマゾンはコチラ!

レビューも大歓迎です。1行でも2行でも、百万語でも。盛り上げていただけたら嬉しいです♪
共に考え、共に生きていきましょう。イエイ。

「なぜ働かないのか」と方々で叱られながら、こんなことをしておりました。








posted by マリオ曼陀羅 at 05:56| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック