■ エヲカク ■

2010年11月01日

エヲカイタ 〜 Knst Oktoberfest'10 〜【アトランティスの建物の壁に描かれていた絵】

 台風直撃の10月30日、土曜日、八重洲富士屋ホテルにて約8時間ぶっとおしのライブ・ドローイングのパフォーマンスをした。「クンスト・オクトーバーフェスト 2010」の現場。




※ 現場に行ったらなんど自分がポスターになっていてビックリ

 当初はホテルのエントランス外の壁面を使って絵を描く予定にしていたのだが、暴風雨になる可能性アリとのことで、現場を急遽ロビー床に移すことになった。



 東京駅に近いホテルということで、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語、中国語、それから中東のどこかの国の言葉らしき言葉など耳慣れない言葉も、日本語に混じって聞こえてくる。紙に、床に突っ伏している状態なので、彼等の様子を見ることはできないが、いろんな言葉が聞こえてくるのは楽しい。ラジオか無線の混線している電波のなかに浮いている感じ。
 それと大分県の高校の大規模な同窓会の参加者、60〜70代の男女多数来訪。

 それにしても長かった。硬い石の床に屈み込む姿勢で一日過ごし、身体中が軋む。特に膝がバカになる。移動のために立ち上がろうとすると狂牛病の牛のように膝が笑うようになる。


タイトル【『アトランティスの建物の壁に描かれていた絵』(マリオ曼陀羅)】
※ 写真をクリックで拡大版

 タイトルはこの絵を描きながら「ふっ」と頭をよぎった幻想からそのまま。
 プラトンが頭のなかで訪れたアトランティスに、もしかしたらイデアがあったんじゃないかなあ、などと妄想しながら。
 そこに意識を泳がせて、モチーフを拾って持ち帰り、それを目の前の紙面に写し取るというのが、ぼくの絵を描く行為だと思っており。


※ 部分拡大


 それでもどうにか午後7時過ぎ、絵が完成。
 描き上がったばかりの絵を、このイベントのクロージング・パーティーの会場である同ホテル2階の広間へ移して展示。

 悪天候のなか、それでもじゅうぶんな賑わい。

 スピーチにて、このイベントの主催者がオフィスシオバラの塩原さんだったことを知り、驚く。
 が雑誌「PEN」の編集者をしていた頃、現代アート特集の記事を書いて、その縁で接点ができて知り合った人。2006年くらいに妻に紹介されて塩原さんのオフィスにお邪魔してアドバイスを頂いたことなどあったけど、少しでも落ち着いての対面はとても久し振り。


※ ぼく、塩原さんと奥さん


 今回この場所で絵を描かないかと有り難いオファーをくれたのは、何かとお世話になっているレントゲンヴェルケ A/G の池内さん。パーティーではいつもの“DJ親方”として親方DJ/80'sバージョンで場を盛り上げていた。
 いろんな人達と話できて楽しかった。


※ 今回の縁起、DJ親方こと池内務氏と
※ 手にしているのはこのイベントのスポンサーでもある小江戸/川越の地ビール「COEDO」ビール。5種類中スタウト、ラガー、白、エール(?)の4種類いただきましたが、美味しかった!!


 ぐったりと疲労したけど、お陰で絵は好評で良かった。
 肉体労働の心地良い疲労。

 パーティーが幕を閉じたあと、ひとりでゆっくり恵比寿の新装トラウマリスの住吉さんのところに寄って、ワインで談笑して、そのあと下北沢でリンネで飲んで朝方帰宅。

 翌31日の今日は前進ものすごい筋肉痛。ちょうど自家製梅酒と共に実家から送られてきていた香港の唐辛子湿布があったので、筋肉痛のひどい臀部と、それから両肩に貼る。ものすんごく熱い。ものすごーくヒリヒリする。しかしそれが心地良い。


 唐辛子万歳。

 あー疲れた。

 しかし本当に良かったな〜。
 
 今回の絵を描いている際の頭のなかでは、なにがどんな感じになっていたのか、なるべく忘れないうちに書いてみたい気もする。
 
 こうして素敵な場所で絵を描かせてもらえて、それを更に楽しんでもらえるというのは、本当に信じられないくらい有り難いことだなと、今回もまた深く深く実感したなあ。
 
 

 
posted by マリオ曼陀羅 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ewokaku | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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